FXでよく見る語句を知ろう!その2
前記事の続きでFXを理解するためのキーワード第2弾です。前回はスプレッド、スワップポイント、ロールオーバー、ポジション、取引必要証拠金、レバレッジを紹介しました。これらはFX取引上でもっとも重要なキーワードです。今回は前回に比べると重要度は少々下がりますが、知ってないと理解できない言葉はまだあるので紹介していきます。
ロスカット
レバレッジを利かせたFX取引では、思惑どおりに相場が動けば利益が膨らむが、思惑と違う動きをすれば、損失が際限なく広がります。そこで投資家の資産を守るため、ある一定の損失額が発生したら、自動的に取引終了させるルールとして、ロスカット(強制決済)があります。ポジションの時価総額に加え、口座内の資産額が必要証拠金の水準を下回った時、自動的にすべての建玉(未決済分)が決済されます。これは証拠金以上の損失を防ぐことが目的です。これを防ぐには自ら決済するか、追加で入金するしかありません。
ロスカット=投資家の損失が一定水準に達した時、ポジションが強制決済されるルール
ロスカットの証拠金維持率はFX業者によって違いますが、100%を切らないようにすることが重要です。
スリップページ
ストリーミング注文等では、為替相場の変動等により注文時に指定したレートと実際に約定するレートとの間にかい離が生じる場合があります。これをスリッページといいます。
スリッページ=レートが常に動いているために起きる注文時と確定時の価格差
反対売買・差金決済
反対売買=買った外貨を売ること、または売った外貨を買うこと
簡単に言うと、買いポジションを解消する取り引きのことです。
①買いポジションの場合:買った外貨を売って円にすること
②売りポジションの場合:売った外貨を買い戻して円にすること
差金決済=直接の現金の受け渡しを行わずに反対売買によって出た金額の差を決済すること
FXやCFD、先物取引ではこの差金決済が行われています。しかし、株式投資(現物株投資)では差金決済を行うことは禁止されてるものです。差金決済のしくみがあるからFXは「売り」からの取引ができるということを覚えておくといいでしょう。
クイック入金
クイック入金=インターネットバンキング口座を使用して入金すること
3つの利点
①24時間いつでも入金可能 (※メンテナンス時間を除く)
②入金額が取引画面に即時反映される
③入金手数料が無料(※1,000円以上の場合)
まとめ
いかがでしたか。これらは、FX取引を行う為にここだけは押さえた方がいいと思われるキーワードだと思います。まだ、逆指値注文、指値注文、成行注文、トレンド 、デイトレードなどたくさんありますが、これらはFXの取引の仕方等の記事を書くときに紹介していくと思いますので、今回はここまでにします。今のところ、「FXでよく見る語句を知ろう!その3」の予定はないですが、今後の記事でキーワードだけでまとめた方がいいと感じたら続編をアップしていくかもしれません。
今回紹介したキーワード
- ロスカット=投資家の損失が一定水準に達した時、ポジションが強制決済されるルール
- スリッページ=レートが常に動いているために起きる注文時と確定時の価格差
- 反対売買=買った外貨を売ること、または売った外貨を買うこと
- 差金決済=直接の現金の受け渡しを行わずに反対売買によって出た金額の差を決済すること
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クイック入金=インターネットバンキング口座を使用して入金すること
*1:この記事のキーワードの多くはSBI FXトレードを参考に作成しています