FXでよく見る語句を知ろう!その1
FXを始めるにあたって最初に調べるのはFXの専門用語だと思います。用語の意味が分からないと、通貨の売買することは理解していても実際どうやるのかさっぱりでしょう。なので、FXをやるにあたって最低限抑えておきたいキーワードについてまとめてみました。
FXでよく見る単語一覧
スプレッド
スプレッド=「売値」と「買値」の価格の差
外国通貨を買う時、売る時のレートの差です。買うときは高く、売る時は安く売らされてますよね。その差額が、いわゆるFX取引会社の利益です。業者によって違っています。スプレッドが小さい会社を選ぶのがおすすめです。また、それぞれの通貨ペアによってもスプレッドは違っています。上図はSBI FXTRADEにおけるドルと円の取引画面で、0.27がスプレッドになります。
スワップポイント
私はこのスワップポイントで稼いでいます。デイトレードにあまり時間をかけられない人におすすめの稼ぎ方だと思います。
しくみとしては、金利の低い通貨を売り、金利の高い通貨を買うことによってその差額のお金を受け取ることができます。(その逆は支払いが生じます。)スワップポイントはロールオーバー時に発生します。SBI FXTRADEでは1万通貨あたりUSD/JPY:買い71円、売り-72円(2018/12/25)付きます。単純に考えると1万通貨を1年間持ち続けることができれば26000円程の利益を得ることが可能ということになります。FXのスワップポイント収入だけでやっていく人もいます。ただし、ある程度の資金が必要となってきます。又、為替変動リスクとスワップの金利の変動に注意が必要です。
ロールオーバー
ロールオーバー=ポジションを翌営業日に持ち越すこと
前述のスワップポイント発生条件です。
ポジション
ポジション=通貨を購入し、保有していること
FX取引後、そのまま維持している状況をポジションといいます。
「買い」の後、そのまま売らずに保有しているいれば「買いポジション」、売りから入れば「売りポジション」といいます。
日本円とドルとの取引で、例えば「1万ドルの買いポジションがある」というのは、日本円を売ってドルを1万ドル買って、そのまま決済せずに1万ドルを保有している状態を指します。あるいは買いを「ロング」、売りを「ショート」ということもあります。
買いポジション:外貨を買って保有していること ロングポジション、買い建玉(たてぎょく)ともいう
売りポジション:外貨を売って保有していること ショートポジション、売り建玉(たてぎょく)ともいう
取引必要証拠金
FXは取引を行う前にFX取引業者にお金を預けます。この預けたお金が証拠金です。証拠金とはもともと先物取引で使われてた言葉で、いわゆる担保金のこと。FXの証拠金には大きく2種類あります。1つは「現金残高」や「資産」といわれる、取引業者に預けた総額です。もう1つは、ポジションを持つときに必要な「必要証拠金」「取引保証金」(呼称は取引業者によって違う)。この額によって取引の上限が決まります。必要証拠金には、取引をするのにために必要な最低額が決まっています。これを「取引必要証拠金」といい、その額は取引業者によって異なっています。
取引必要証拠金=取引するのに最低限必要な金額(担保金)のこと
必要証拠金:取引するのに必要な1通貨あたりの証拠金
【計算方法】基準価格×1/25 (レバレッジ25倍の場合)
取引必要証拠金=ポジション保有時に必要となる証拠金
【計算方法】必要証拠金×ポジション保有数量
レバレッジ
レバレッジ=自分の資金を担保として預けることで資金に対して最大25倍相当の取引が可能になること
レバレッジ取引は、少ない証拠金で何倍もの(最大25倍)外貨取引が可能になります。
※ただし、相場の変動等によってリスクも大きくなりますので証拠金に余裕をもってお取引いただくことが重要。
レバレッジとは日本語で「テコ」を意味し、「小さい金額で大きな投資」をする為の仕組みです。例えば、FXなら10万円で250万円の取引をすることができます。少ない資金でも大きな投資ができ、大きな利益を狙えるのがFXのレバレッジの仕組みです。FXの魅力はレバレッジにあるといっても良いと思います。
適正レバレッジは何倍がいいのか?
レバレッジが低ければ低いほど堅実で、ローリスク・ローリターン。レバレッジが高ければギャンブルの要素が増してハイリスク・ハイリターン。
ではどれくらいのレバレッジが適正なのでしょうか?
初心者の時はできるだけレバレッジを低くして取引をすることがいいでしょう。1~3倍が目安とされています。慣れてきたら上げていくのが良いと思います。
尚、SBI FXTRADEではFX取引口座の場合25倍のみで設定の変更はできませんが、証拠金維持率で調整することでレバレッジの倍率を調整していることになります。
証拠金維持率=資産評価額÷取引必要証拠金×100
維持率とレバレッジの関係は下記表のようになります。
引用:https://faq.click-sec.com/faq/show/136
証拠金維持率=2,500% | レバレッジ1倍 |
証拠金維持率=1,250% | レバレッジ2倍 |
証拠金維持率=500% | レバレッジ5倍 |
証拠金維持率=250% | レバレッジ10倍 |
証拠金維持率=100%を割り込んだとき | レバレッジ25倍=新規建玉を保有できません。 追加証拠金が発生します。 |
まとめ
長くなりましたので、まずはここまでにします。難しいキーワードも出てきていますが、必要最低限理解しておかないとFXでの取引が出来ません。まずはこんな言葉があるんだぐらいでいいので覚えておきましょう。
今回紹介したワード
まだ紹介しきれてない語句はFXでよく見る語句を知ろう!その2に続きます。